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【Microsoft Ignite セッションまとめ】 #Microsoft365 を活用したワークプレース トランスフォーメーション

By: AvePoint

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Microsoft Ignite 2018 セッションに参加している AvePoint のメンバーたちは、数えきれないほど多くのセッションに出席し、Microsoft Teams や SharePoint をはじめとする各種ツールやソリューションの新機能やロードマップ、ユースケースなどに生で触れる機会をいただいています。

そこで AvePoint Japan では、発信される情報をいち早く日本のお客様にもお伝えするべく、現地でイベントに参加している AvePoint メンバーがまとめた各セッションの内容を翻訳し、日本語で発信していきます。

今回の記事では、Microsoft の Microsoft 365 Commercial 部門でコーポレート ヴァイス プレジデントを務める Ron Markezich 氏と、Enterprise & Mobile Client 部門でコーポレート ヴァイス プレジデントを務める Brad Anderson 氏が共同登壇して開催されたセッション 「#Microsoft 365 を活用したワークプレース トランスフォーメーション」(Transform your workplace with Microsoft 365) の内容を、抄訳でお伝えします。

【Microsoft 365 がもたらす 4 つの価値】

仕事をこなす場所、つまりワークプレースのデジタル化は、業種にかかわりなく、多くのビジネス リーダーにとって最優先で取り組むべき課題となりつつあります。Ron Markezich 氏は、この変化が企業の生き残りにとって欠かせないものであり、Microsoft がこのイニシアティブをいかに支えることができるかという話題から、セッションを開始しました。

Microsoft 365 を 「働く人々がより多くのことをこなせるようにする、全方向的でインテリジェント、かつセキュアなソリューション」 として紹介した同氏は、Microsoft 365 を、以下の 4 つの価値をユーザー企業にもたらすと語りました。

  1. 創造性の解放 (Unlocking Creativity)
    • 魅力あるコンテンツの作成
    • データのインサイトへの転換
    • デバイス間のスムーズな移動
    • 探す対象の確実な発見
  2. チームワークのためのフレームワーク (Built for Teamwork)
    • コンテンツ上でのコラボレーション
    • つながり、コミュニケーションを取る
    • 組織内でつながる
    • ワークフローをスムーズに
  3. 統合によるシンプル化 (Integrated for Simplicity)
    • モダン デスクトップ
    • 柔軟なデバイス管理
    • 統合された管理
    • ビルトイン コンプライアンス
  4. インテリジェントなセキュリティ (Intelligent Security)
    • アイデンティティとアクセスの管理
    • 情報の保護
    • 脅威からの保護
    • セキュリティ管理

【1. 創造性の解放】

24 日には、AI ベースのツール Microsoft Ideas (Office 365 Pro Plus の利用者のみ利用可能) が発表されました。Microsoft Ideas は、ユーザーが情報をどのように利用すればよいかについて、AI に基づいて予測し、サジェスチョンを与えてくれるツールです。

例えば PowerPoint では、スライドを作成する際に使うキーワードにあわせ、デザインやイメージを提案してくれる、Excel では打ち込んだデータからインサイトを示してくれる、といった具合です。

Microsoft Ideas が、AI を活用して、ユーザーが考えつかなかったソリューションを提示してくれるツールであるとすれば、Microsoft Search は Microsoft Graph を活用して、探しているものを可能な限りスピーディーに発見してくれるツールといえるでしょう。

Markezich 氏の発表によると、Office アプリケーションで検索バーが統一され、Graph から収集されるデータでよりスマートに活用可能になるとのことです。

【2. チームワークのためのフレームワーク】

Microsoft 365 を魅力的なプラットフォームとしているのは、強力な各種コラボレーション機能にあります。これら複数のツールを使ったコミュニケーションは、以下の 「ループ」 の概念を使って解説されます。

インナー ループ (Inner Loop): 毎日共同作業をするメンバー。このメンバーとの共同作業に最適なのは Microsoft Teams です。
アウター ループ (Outer Loop): 外部のスペシャリストやエキスパートと共同で作業をするときが該当します。
Email: 完全に廃止されることはまずありえない、長年信頼されているコミュニケーション ツールです。

Markezich 氏は、Skype for Business からの脱却・Teams への移行の重要性を強調していました。特にファストトラックを利用している組織の場合は、Microsoft からサポートを受けることができます。また、Microsoft 365 を新規利用開始する組織に対しては、最初から Skype for Business ではなく、Teams がデフォルトとして実装されています。

チームワーク関連の新機能:
• 背景ぼかし機能 (利用可能): ビデオコールの際に、参加ユーザー以外の背景にボカシを入れる機能です。

 

 

 

  • 会議レコーディング (利用可能): オンライン会議を録画し、チームメンバーがアクセス可能な場所に保存する機能
    o 音声・動画・コンテンツをキャプチャー
    o 話した内容の自動筆記
    o 記録された会議を、AI を利用してスピーディーに検索
  • インテリジェント イベント機能 (今年後半から利用開始可能の予定): 組織内外に配信可能なライブ イベントの開催が可能に
  • 統合翻訳機能
  • 騒音が強い環境や、聴覚障がいを持ったユーザー用の 字幕
  • Shifts: Microsoft Teams で利用可能な現場職員用スケジューリング ツール。休暇申請や対応可能時間帯の設定、シフトの交換などがモバイルから利用可能に
    o 管理者用のシフト作成・計画機能もあり
  • ヘルスケア業界用ソリューション (プライベート プレビューが利用可能): 電子カルテ・健康記録に記載されている患者情報を Teams に取り込む
    o 患者 ID の入力だけで情報の呼び出しが可能

【3. 統合によるシンプル化】

登壇者の Brad Anderson 氏が Microsoft 365 のシンプル化に関する話題で特に力を込めたのが、モダン デスクトップ でした。大規模なアップデートへの対応を強いられることなく、最新のソフトウェアを利用し続けることができるのは、大きな魅力となります。

モダン デスクトップでは、デスクトップ アナリティクスを利用して利用者の環境を分析し、何に対する修復が必要なのかをまず判断した上でアップグレードが行われることになります。

もうひとつのフォーカス対象となっていたのが、一括アクションやパスワードの変更、検索などのルーティン タスクを最適化することが可能になる Microsoft 365 の 管理センター です。管理センターには、セキュリティに関連する推奨アクションをインテリジェントに表示する機能が実装されます。

【4. インテリジェント セキュリティ】

Microsoft にとって、セキュリティは常に最優先で取り組むべき課題と考えられてきました。その流れは今回も変わることなく、各種セキュリティ関連ツールのラインナップにも如実に反映されていました。

Microsoft Authenticator: Azure AD に紐づいているアプリから、パスワードを除去

Secure Score (対象を Microsoft 365 の全ユーザーに拡大): Microsoft 365 の全ユーザーが利用可能。ユーザーに対し、スコアを上昇させるために必要なアクションを提示

 

Microsoft Threat Protection: サイバー攻撃の総覧とレポート、推奨される対策を表示。攻撃の種類を見極め、適切に対処するために効果的

 

 

Intelligence and Safe Links: フィッシングや悪意ある攻撃の可能性を検知・警告

セッションで特に注目を集めていたのが、Microsoft チームによる 「近い将来、ミーティングはどのように行われるか」 という未来予想図を、ツールを使って実演するセグメントでした。

  • 会議参加者全員を認識するスマート アシスタント
  • リアルタイムでの内容自動筆記
  • 会議時間のサマリー作成
  • 英語へのリアルタイム通訳
  • Azure Bot Service と Azure AD の機能を利用した Cortana スキル キット
    o スケジュール設定や生産性向上などの機能を備える

  • Microsoft Search は将来的に、ドキュメント内のコンテンツを理解する機能を獲得する予定 (現在パブリック プレビュー中)
    o サード パーティ データ コネクターの機能追加も検討中
  • Holobeam: 3D ホログラフィを取り入れた会議のプロトタイプ
    o ミックスド リアリティ技術を援用