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マイクロソフト MTA 資格試験に新分野が登場【後編】「モビリティとデバイスに関する基本事項」

2015年3月12日
By: CM

【前回より継続】
マイクロソフト MTA 資格試験の動向について話しています。

今回は、いよいよ日本語試験が登場した、「モビリティとデバイスに関する基本事項」 (Mobility and Devices Fundamentals、98-368) の話から始めたいと思います (2015 年 3 月 11 日現在は試験名が 「Windows テクノロジの基礎」 と表示されていますが、これが暫定名であるのか、日本では 98-368 がこの名前になるのかは不明)。前回に引き続き、すべて執筆当時の情報であること、また、あくまで個人の主観・調査によるものであることをご理解ください。

マイクロソフト MTA 資格試験「モビリティとデバイスに関する基本事項」

Meetings や、Timeline/Pipeline などのモバイル系生産性向上ツール、Perimeter  などのセキュリティ / シェア用ツールに至るまで、モバイル系の製品を続々送り出している AvePoint のローカライズ メンバーとしては、モバイル系の資格には非常に興味をそそられるところです。

総務省の調査 (PDF、2014 年 6月発表) によると、国内でのスマートフォンの所有率は 62.6%、タブレットは 21.9% と、前年度の49.5%・15.3% からそれぞれ急激な伸びをみせています。また、ERP 機能へのアクセスという限定された用途に関する調査ではありますが、2014 年 5 月にガートナー ジャパンによって実施された調査 によると、タブレット端末とスマートフォンを 「新規導入予定 (3 年以内)」、もしくは導入に 「関心あり」 と回答した企業を合算すると、タブレットは 60.7%・スマホは 44.4 % にのぼり、多くの企業がモバイルの活用に興味を示していることが伺えます。

国外に目を向けてみると、Forrester は 2015 年の終わりまでに、世界の人口の 42% がスマートフォンを持つことになるという予測を、自社のブログ で発表しています。また、モノのインターネット (IoT) など、多くのトレンドにモバイルが関係してくることもあり、前回触れた新資格「クラウドの基礎」とともに、ますます重要なテクノロジーとなっていくことは疑いをいれません。これら 2 種類の試験の導入には、「モバイルファースト、クラウドファースト」 を掲げる Microsoft の方向性がはっきりと出ているといえそうですね。

さて、中身を見てみましょう。評価項目は、「デバイス構成について」「データ アクセスおよび管理について」「デバイスのセキュリティについて」「クラウド サービスについて」「エンタープライズ モビリティについて」の5本柱から成っています。セキュリティの基礎 (98-367) でもカバーされていた 「マルウェアの説明」「BitLocker の構成」「公開キー/秘密キーの説明」 などが含まれているため、別分野の勉強も活かすことができそうです。

また、Microsoft の主催する試験であるだけに、「Windows Rights Management Services の説明」「Azure RemoteApp の説明」「OneDrive、Microsoft Azure ストレージ、OneNote、Outlook、および Office 365 の説明」 など、Microsoft の技術を具体的に理解していることがキーとなりそうな部門も多く見受けられます。

クラウドと同じく、まだテキストは発売になっていないようです (Amazon で検索したところによると、どちらも 2015 年8月10日発売予定となっています) が、モバイルに興味のある方、腕試しにぜひ受験されてみてはいかがでしょう?