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Notes/Domino 移行での文書リンクはどう処理されるか

By: 夏明月

こんにちは、AvePoint Japan サポート チームの夏です。
今回も引き続き、Notes/Domino 移行製品の動作についてご紹介したいと思います。

弊社の DocAve Notes/Domino 移行製品は、バージョン 6.5.5 以上の Notes/Domino からデータベース・ドキュメント・ビューを、Microsoft SharePoint 2010/2013/2016 または Microsoft SharePoint Online へ移行することができます。

移行の際、すべての Notes データを一度に移行するのではなく、一部のデータを先に SharePoint に移行する、もしくは、移行するデータを絞り込むという方法で運用しているお客様も多くいらっしゃいます。
Notes 文書には、異なる DB の文書のリンクが存在する場合があるため、Notes 文書内のリンクに関して、以下のようなお問い合せをいただいたことがあります。

例えば、Notes 文書 A に Notes 文書 B へのリンクが存在し、Notes 文書 A がリンク元文書、Notes 文書 B がリンク先文書である場合
1) リンク元文書を先に移行し、リンク先文書を後に移行するか、移行しない場合、リンク切れになるのか
2) リンク元文書とリンク先文書を異なるジョブで移行しても、移行先で正しく関連付けできるのか
3) リンク先となる Notes 文書を SharePoint に複数回移行した場合、どちらに接続されるのか
4) リンク先文書とリンク元文書の移行の順番が SharePoint リンクに影響を与えるのか
5) 一度移行済みの文書を削除してから、再度移行する際に、リンクはどうなるのか

今回の記事では、お客様のお問い合わせに回答する形で、Notes/Domino 移行での文書リンクの処理について紹介させていただきます。

まず、DocAve 移行 > Notes/Domino 移行 > プロファイルの設定 内に、SharePoint 内のリンク切れを防止する リンク トラッキング オプション 機能があります。
*注意: 本機能を動作させるためには、コントロール パネル > ソリューション マネージャー からご利用の環境に該当するソリューションを展開する必要があります。
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SP2010LotusNotesLinkTracking.wsp
SP2013LotusNotesLinkTracking.wsp
SP2016LotusNotesLinkTracking.wsp
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*注意: 弊社の製品の仕様では、移行先が SharePoint Online である場合、リンク トラッキング オプション 機能が動作しません。

○シナリオ 1
移行済みオブジェクトを示している DocLinks を Notes/Domino リンク トラッキング ページへ移動する を既定のオフにする場合
・リンク元文書が移行済みで、リンク先文書が移行されない状況では、リンクをクリックすると、Notes リンクが記載される DocAve NotesLink トラッキング ページに遷移します。
・リンク先文書が移行された場合、リンクをクリックすると、直接 SharePoint サイト関連文書に移動されます。

○シナリオ 2
移行済みオブジェクトを示している DocLinks を Notes/Domino リンク トラッキング ページへ移動する をオンにする場合
・リンク元文書が移行済みで、リンク先文書が移行されない状況では、リンクをクリックすると、Notes リンクが記載される DocAve NotesLink トラッキング ページに遷移します。
・リンク先文書が移行された場合、リンクをクリックすると、Notes リンクと SharePoint リンク両方が記載される DocAve NotesLink トラッキング ページに遷移します。

また、弊社の製品のリンクに対する処理の仕様について、ご説明いたします。
*注意: 移行先が SharePoint Online である場合、リンク トラッキング オプション は動作しませんが、リンクに対する下記処理はオンプレミスの SharePoint の場合と同様です。

移行ジョブの実行時、Note 文書の UniqueID 毎に SharePoint リンク情報を移行データベースに保存します。
次回の移行ジョブを実行する際に、移行データベース内の UniqueID 情報を確認することで、該当する SharePoint リンク情報を追加・更新するかを判断します。

・移行ジョブで移行しようとする Notes 文書の UniqueID が移行データベースに存在しない場合、該当する文書はまだ移行されていないと判断し、関連の UniqueID・リンク情報を追加します。
・移行ジョブで移行しようとする Notes 文書の UniqueID が移行データベースに存在している場合、該当する文書はすでに移行されたと判断し、関連リンク情報を最新の移行先 SharePoint リンクに更新します。

ここまでの説明を踏まえ、前述のお問合せに回答させていただきます。

1) リンク元文書を先に移行し、リンク先文書を後に移行するか、移行しない場合、リンク トラッキング オプション 機能があるため、Notes リンクが記載される DocAve NotesLink トラッキング ページが表示されます。
(移行先が SharePoint Online である場合、リンク切れのエラー メッセージが表示されます。)

2) 移行データベースで UniqueID に基づいて SharePoint リンク情報が更新されるため、リンク元文書とリンク先文書を異なるジョブで移行しても、移行先で正しく関連付けできます。

3) リンク先となる Notes 文書を SharePoint に複数回移行した場合、関連リンク情報は最新の移行先 SharePoint リンクに更新されます。

4) 移行データベースで該当する UniqueID 関連の SharePoint リンク情報はすべて更新されるため、リンク先文書とリンク元文書のどちらが先に移行しても問題はありません。

5) 一度移行済みの文書を移行先で削除してから、再度移行する際に、移行データベースより同じ UniqueID が検出されるので、関連リンク情報は最新の移行先 SharePoint リンクに更新されます。

今回の内容は以上となります。最後までご覧いただきましてありがとうございます。
何かご不明点などございましたら、どうぞサポート窓口までお問合せください。

投稿日: 2018年12月6日