DocAve® Online を利用し、クラウド上の Microsoft® Office 365 コンテンツを 30 分以内でリストアした Davanti Consulting

クリティカル ニーズ

  • ハードウェア購入の必要なく Office 365 のコンテンツをバックアップ・リストアできる、クラウド ベースのサービス
  • SharePoint Online および Exchange Online 上で消去された、もしくは破損したドキュメントの迅速な回復

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ハイライト

  • Office 365 環境に対する管理・保護・再構築・同期・レポート作成機能を備えた SaaS ソリューションを、ハードウェア購入の負担なく導入
  • SharePoint Online に週毎の、Exchange Online に日毎の定期的なバックアップ プランを、30分以内で設定完了。本業であるコンサルティング業務により注力することが可能に
  • 最小単位コンテンツ リストアを使用し、誤消去された Exchange Online のメールボックスを 30 分以内で完全リカバリーし、業務への影響を最小限に抑制
quote 「DocAve Online を利用することにより、もしドキュメントが見つからなくなったり、Office 365 環境にトラブルが起きたりした場合であっても、クラウド上に、最小単位コンテンツ リストア機能を備えた完全バックアップが存在するため、業務への影響が最小限で済み、これは大きな安心につながります」 quote
John Baddiley 氏 シニア ビジネス マネージャー Davanti Consulting

挑戦

Spark New Zealand の商業部門であった Spark Digital の独立ビジネス ユニットとして出発した Davanti は、2013 年に独立組織となりました。この際、クラウドを採用するという決断を下しました。

「クラウドに移行することにより、我が社の約 100 人の従業員が、より簡単に情報にアクセスすることが可能になると判断しました。従業員の大多数は、クライアント先からリモートで勤務していたためです」 と、Davanti でシニア ビジネス マネージャーを務める John Baddiley 氏は振り返ります。「クラウドに移行すれば、オンプレミスのハードウェアや、専門の保守スタッフを雇用するための費用が節約できるという点も魅力のひとつでした。」


情報へのアクセスに従業員が使用する幅広い種類のデバイスに対応するため、Davanti はクラウド サービスの検討対象を、Microsoft Office 365 と Google Docs の 2 件に絞り込みました。

「最終的に我々が選択したのは Office 365 でしたが、これは従業員もクライアントも Word や PowerPoint といった Office アプリケーションを使い慣れていたことが決断につながりました。また、Office 365 では Exchange Online メールに加え、文書管理用に SharePoint Online を使用することができるのもポイントでした」 と、Baddiley 氏は語ります。「SharePoint Online を採用することにより、バージョン管理を利用することができるようになるほか、メタデータを使用してドキュメントを適切に管理することで情報が発見しやすくなること、複数ユーザーがドキュメントに対する作業を同時に実行できることなどが、我々にとっては非常に魅力的でした。」


金融分野で長年にわたり IT 業務、特にアプリケーション セキュリティ関係分野を担当してきた Baddiley 氏は、Davanti が Office 365 に保存している最重要ビジネス データを保護することの必要性を強く感じていました。

「使用開始当初から、クラウド サービスの採用は、必ずしも災害復旧や事業継続性への直結を意味しないことは理解していました」 と、Baddiley 氏は語ります。「Microsoft はシステムの可用性に関して最善の努力をしていますが、万が一我々がコンテンツを紛失してしまったり、データが破損したりするような事態になれば、Microsoft の SLA を通じて回復を実行するのは非常に困難になる可能性がありました。」

AvePoint のソリューション

Baddiley 氏は、AvePoint Online Services の一部である DocAve Online に注目しました。

Microsoft Azure 上にホストされる DocAve Online は、Office 365 の管理作業を簡素化すると同時に、SharePoint Online や Exchange Online、OneDrive for Business などのプラットフォームにおけるアイテム レベルからプラットフォーム レベルまでのバックアップ・リストア機能を提供するツールです。

「DocAve Online を利用することにより、もしドキュメントが見つからなくなったり、Office 365 環境にトラブルが起きたりした場合であっても、クラウド上に、最小単位コンテンツ リストア機能を備えた完全バックアップが存在するため、業務への影響が最小限で済み、これは大きな安心につながります」 と、Baddiley 氏は語ります。「まるで、質の良い保険をかけているような感じですね。」


Baddiley 氏は DocAve Online を使用し、SharePoint Online のコンテンツに対する、週ごとの増分バックアップ スケジュールを設定しました。

また、Exchange Online の共有メールボックスに対しても同様に、日ごとのバックアップを設定しました。自動化された定期バックアップの設定は、わずか 30 分弱で終了しました。また、DocAve Online の使用の簡単さは、Baddiley 氏が Davanti で業務をこなす上で非常に重要なポイントでした。

「私自身は技術畑出身ではありますが、私の主要な責任範囲はクラウドとエンタープライズ アーキテクチャのコンサルティングであり、社のテクノロジーのメンテナンスにはありません」 と、Baddiley 氏は述べます。「Davanti には専門のテクニカル サポート スタッフはいないため、ソフトウェアの構成に長い時間を費やすことはできませんでした。しかし、DocAve Online を使用することにより、Office 365 の保守管理と保護に割く時間を短縮することができました。」


Office 365 環境に保存されているコンテンツを迅速にリストアするため、Davanti は DocAve Online の最小単位コンテンツ リカバリー機能を使用しました。

この機能により、環境全体のロールバックを実行する必要がなくなり、通常業務への影響を最小限に抑えることができました。環境全体にわたって重要関係者が管理者権限を配分していた Davanti にとって、これはきわめて重要な利点でした。

「オフィス コーディネーターが誤って Exchange Online のメールボックス全体を消去してしまい、リストア作業を実行する必要が生じたときがありました」 と、Baddiley 氏は振り返ります。「しかし、DocAve Online の機能を使用して、30 分以内に完全なリストアを実行することができました。このような間違いが起きる事態に備え、正しいツールを用意しておくことは非常に大切です。」

最終結果

Davanti の Office 365 環境に存在するコンテンツが適切に管理されるようになってから約 1 年が経過しました。同社は引き続き、SharePoint Online の情報アーキテクチャを最適化し、ユーザーの生産性をさらに高めることのできる方法を模索しています。

Baddiley 氏は、環境の管理と保護のため、引き続き DocAve Online の可能性について探っていく予定であると語ります。次の機会には、コンテンツ管理やレプリケーターなどの導入も検討しています。

「SharePoint Online を使用して次は何をするかを決定してから、どのように DocAve Online を使いこなすかを考えてみるつもりです」 と、Baddiley 氏は語ります。「次の手を考えるとき、DocAve Online を使って様々なことができると思えるのは、非常に嬉しいことです。」

顧客紹介 Davanti Consulting

Davanti Consulting は、顧客契約・クラウド アーキテクチャ・salesforce.com・モバイルなどの分野を得意とする、ビジネス / テクノロジー コンサルティング会社です。

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