AvePoint Japan 初の学生インターンの会津大学大学院生・景山(かげやま)さん。
今回、景山さんの学会発表でシンガポールへ渡航するとのことで、この機会にシンガポールオフィスを見学してきてもらいました!
現地メンバーとの交流、そして感じたことをレポートしてもらいました。
学会発表をきっかけに訪れたシンガポールオフィス
研究発表のその先にあった「現場を知る」機会
私は、会津大学大学院コンピュータ理工学研究科に所属し、エッジAI向け畳み込みニューラルネットワーク(CNN)の低計算・高信頼な故障耐性化に関する研究に取り組んでいます。
今回シンガポールを訪れたきっかけは、国際学会での研究発表でした。
せっかく現地を訪れる機会があるなら、研究だけでなく「実際の職場」や「働く人の雰囲気」も自分の目で見てみたい。
そんな思いから、現地オフィスを訪問させていただくことになりました。
開放感と集中が共存する、シンガポールオフィス
オフィスに足を踏み入れてまず感じたのは、清潔感と開放感です。
明るい雰囲気の中で会話が自然に生まれる一方、作業に集中している方は落ち着いて業務に向き合っており、コミュニケーションと集中のバランスが取れた空間だと感じました。
事前は部署ごとに部屋が分かれているイメージを持っていましたが、実際には大きなワンフロア構成。
物理的な壁が少ないことで、部署や役割を越えたつながりが生まれやすいのではないかと感じた点が印象的でした。
当日の流れ:オフィスツアーとディスカッション
シンガポールオフィスの社員さんには、業務スペースだけでなく、打ち合わせ用のエリアやリフレッシュスペースまで丁寧に紹介していただきました。
特に印象に残ったのは休憩スペースです。
お菓子や飲み物が自由に用意され、広い空間で自然と会話が生まれる設計になっており、オン・オフを切り替えながら人とつながれる場だと感じました。
その後のミーティングでは、シンガポール政府支援のAI推進プログラムや、企業におけるAI活用事例についてお話を伺いました。
AI導入は「高性能なモデルを使うこと」自体が目的ではなく、財務・人事・ITなど各部門の業務理解が前提となるという点が強く印象に残りました。
学び①:仕事の進め方とコミュニケーション
オフィスでは、それぞれが自分に合ったデスク環境を整え、集中して業務に取り組んでいる様子が見られました。
同時に、全体として柔らかい雰囲気があり、質問や発言がしやすい空気感があると感じました。
英語での会話には最初こそ緊張しましたが、社員の方々が積極的に質問してくださり、自然と対話が生まれました。
そのおかげで徐々に慣れ、最終的には自分から意見を伝えられるようになったことも、大きな学びでした。
学び②:チームとカルチャーに感じた「前向きさ」
オフィスの方々はとてもフレンドリーで、終始笑顔で接してくださったのが印象的でした。
リモート接続のトラブルなどで意思疎通が難しい場面でも、冗談を交えながら前向きに対応されており、心理的な安心感のあるチームだと感じました。
また、Gene Jiang さんが「このお客さんのアイデアが面白い」と語られていた場面が特に心に残っています。
新しいものを生み出すことそのものに強い関心と熱量を持つ姿勢が伝わり、とても魅力的に感じました。
学び③:研究と実務がつながる瞬間
私は現在、低計算・低コストでありながら高精度・高信頼に動作するAIを目指し、耐故障性の研究を行っています。
今回の訪問で印象的だったのは、「AIベースの仕組みでは、数値計算において言語モデルだけでは精度が足りない場面が多い」というお話でした。
これはまさに、自分の研究テーマと重なる課題であり、研究が社会実装に貢献し得る可能性を強く実感するきっかけとなりました。
多様性を肌で感じた、シンガポールという街
街全体が非常に清潔で、特にビル街の景観が印象的でした。
夜でも明るく、治安の良さを実感できる環境で、移動時の不安も少なく感じました。
また、多文化な雰囲気が日常に溶け込んでおり、さまざまな言語が聞こえ、多国籍な料理店が並ぶ様子から、自然と多様性を感じられる街だと思いました。
物価は日本より高めですが、交通インフラが整っており、移動のしやすさは大きな魅力です。

今後に向けて
研究発表をきっかけに訪れたシンガポールオフィスで、対話を重ねながら価値を形にする姿勢と、AIには精度と信頼性が不可欠であることを学びました。今後は低コスト耐故障性研究を、より利用者視点で磨いていきたいと考えています。

