Microsoft技術の専門家が選んだAvePoint Cloud Backup TeamsやEntra IDまで保護する網羅性と品質の高いサポートを評価

    

株式会社イルミネート・ジャパン 様

株式会社イルミネート・ジャパン シニア テクノロジー コンサルタント
白波瀬 智将 様
対象のサービス
Microsoft 365
企業規模
〜500名
対象の業界
教育
抱えている課題
Microsoft 365 の導入・活用をしたい
製品・サービス
Cloud Backup for Microsoft 365
  • 運用時の操作性やサポート体制、保護範囲の広さを評価し、これまで契約していた他社製品からAvePoint Cloud Backup Complete Suiteへ切り替えを実施  
  •  Teams チャットや Entra ID もバックアップ対象になったことでMicrosoft 365 運用の信頼性を高める堅牢な体制を実現 
  • Microsoft 365講師としての経験を踏まえ、継続的な活用を見据えた運用判断の一環として製品を選定

80%を超えるリピート率を誇るMicrosoft技術のプロフェッショナル集団 イルミネート・ジャパン 

株式会社イルミネート・ジャパン (以下、イルミネート・ジャパン)はMicrosoft 365 関連の実践的なスキル習得を目的とした技術研修、技術サポート、コンサルティングサービスを提供している企業です。 
2006年の創業以来、独自カリキュラムによる技術研修を通じて日本企業のデジタル活用力向上を支援してきました。同社の強みは、現場経験に基づいた実践的な支援体制にあります。Microsoft MVPを有する講師陣が登壇する研修は Power Platformなどのローコードツールや Microsoft 365 Copilotといった最新技術にも対応。個社ごとの課題に応じたカスタマイズ研修にも柔軟に対応し、受講者のリピート率は80%を超えています。現在、多くの企業で内製化やDX人材の育成が急務とされる中、イルミネート・ジャパンは 「教育×テクノロジー」 で現場の変革を支えるパートナーとして、その存在感を強めています。 

クラウド活用の本格化に伴いバックアップ体制を構築 選定の決め手は包括的なバックアップとサポートへの信頼 

Microsoftは2009年にOffice 365/Microsoft 365の前身である組織向けクラウドサービスBusiness Productivity Online Suite(BPOS)をリリース。イルミネート・ジャパンは いち早くクラウドサービストレーニングやコンサル、技術支援などのサービス提供を行うことを見据え BPOS のリリース直後から技術検証を開始し2011年に同製品を社内導入しました。その後はフルクラウド化も推進してきました。シニア テクノロジー コンサルタント 白波瀬 智将 氏は次のように説明します。  

「当初はまだADサーバーなどのオンプレミスサーバーと組み合わせて利用していましたが、2016年に AD サーバーを撤廃しました。今では社内にサーバーはなく、クラウドサービスのみで業務を行っています」 

自身もMicrosoft 365 の トレーニング講師として、企業の情報システム部担当やIT企業社員へ研修を行っている白波瀬氏。社内システムがフルクラウドになったことでバックアップの強化が課題となっており、具体的なソリューションを検討していたといいます。 

「研修を実施する講師が作成するテキストや受講者様情報など、組織のデータ管理は SharePoint Online を利用していますが、万が一データの破損や SharePoint サイトに障害が発生した場合、自社では復旧する手段がありませんでした。今後もMicrosoft 365の活用にあたり、SharePointやOneDriveを含むバックアップが必要だと判断し、2022年にバックアップサービスを導入しました」 

Microsoft 365をはじめ、多くのクラウドサービスでは「責任共有モデル」が採用されています。これはクラウドサービスの提供者がインフラの可用性やセキュリティを担保する一方で、ユーザーデータの保護責任は利用者側にあるという考え方です。 

しかし、現場ではこの仕組みが十分に理解されていないケースが少なくありません。白波瀬氏は研修講師として数多くの企業担当者と接する中で、「クラウドサービス側がバックアップまでやってくれているから、ファイルやデータが壊れたときに復旧対応を行ってくれるはず」 といった誤解にたびたび直面しているといいます。 

「Microsoft 365上のデータが消失しても、Microsoftがすべて責任をもって復旧してくれるとは限らないことをお伝えすると、『えっ、そうなんですか?』と驚かれることは多いですね。企業の規模を問わず、数千名規模の企業様でも同じ反応があります」 

そうした現状を深く理解するイルミネート・ジャパンにとって、バックアップは妥協できない機能でした。2022年に一旦採用したバックアップサービスは運用の過程で課題が顕在化し、リプレースを検討するようになったといいます。白波瀬氏は次のように振り返ります。 

「最初にバックアップサービスの導入を検討した当時、AvePointからもサービスをご紹介いただきましたが、最終的にはコスト面で優位だった他社サービスと3年間の契約を結びました。しかし、実際に運用を始めると、『サポートに質問をしてもマニュアルをそのまま貼り付けたような回答しかもらえない』『管理画面が直感的でない』といった不満が出てきました。また、契約期間内で製品のアップデートがないことも不安でした。バックアップは日常的に操作するものではありませんが、有事の際にスムーズに復旧できるかという観点で、次回更新時にはより操作性や復旧性に優れた製品に切り替えたいと考えるようになりました」 

AvePoint製品を切り替え先として選定した理由は、「サポート面」と「機能面」の2点にあるといいます。AvePointのサポート面について、白波瀬氏は次のように評価します。 

「2025年1月ごろから新たな バックアップサービスの検討と動作検証を開始しました。Web経由でAvePoint Cloud Backup for Microsoft 365の試用版を申し込んだところ、すぐに営業の方からご連絡をいただきオンライン会議を実施しました。会議で最新機能や価格情報だけでなく、運用面・サポート面に関する懸念点についても丁寧にご説明いただき、動作検証以外の不安要素を初期段階で解消できました。検証に1カ月、本番環境への導入および社内手続きに1カ月の、計2カ月で導入が完了しました。営業担当者の迅速な導入支援のおかげで、スムーズに展開することができました」 

機能面での決め手は、「Teamsチャットのバックアップに対応するようアップデートされていた点だった」と白波瀬氏は説明します。 

「当社では『チケット制サポートサービス』を提供しており、お客様とのやり取りはTeams チームを利用しています。お客様をTeamsのチームに招待し、お問い合わせのやり取りやファイル共有を行っているため、チーム内のやり取りの全てが記録として残せることは、お客様にとっても弊社にとっても大きな安心材料になります。他社製品でもTeamsのバックアップに対応しているものはありましたが、画面の使いやすさ、日本語対応、さらに個人チャットやチーム投稿メッセージまでバックアップできる点に大きな魅力を感じました。まさに『探していたサービス』だと感じました」 

Cloud Backupには複数のプランがありますが、Microsoft Entra IDやPower Platformなど広範なサービスのバックアップに対応する「AvePoint Cloud Backup Complete Suite」をイルミネート・ジャパンは採用しています。これは、今後のクラウド利活用を見据えた判断でした。 

「Microsoft 365の構成情報全体を包括的にバックアップできるソリューションが存在することは、製品選定における大きな決め手の一つとなりました。今後、クラウド活用の深化に伴い、Teamsのチャット履歴も単なるリストア用途にとどまらず、監査や証跡として活用するニーズがますます高まっていくと考えています」(白波瀬氏) 

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DI_ACB.jpg
AvePoint Cloud Backup 画面イメージ

「保険では守れない」情報資産―Microsoft 365講師が語るバックアップの本質的価値はBCP視点 

イルミネート・ジャパンは今回の Cloud Backupの導入により、Microsoft 365管理センターの設定情報や、Microsoft Entra IDに紐づくユーザー/グループ/デバイス/アプリケーションなどの構成情報も含めて、包括的なバックアップ体制を整備しました。 

「従来は一部のサービスに限定したバックアップしかできていませんでしたが、Cloud Backupにより Microsoft 365環境全体の可用性を担保できるようになり、ようやく安心してクラウド活用を推進できる体制が整ったと感じています」(白波瀬氏) 

また白波瀬氏は、Microsoft 365講師としての立場から、バックアップツールに対して「導入効果を金額ベースだけで測るのではなく、ビジネス継続性(BCP)の観点も含めて評価すべき」だと指摘します。 

「特に近年では、大規模なサイバー攻撃やランサムウェアなど、企業の情報資産を脅かすリスクが高まっています。どれだけ高額な保険に加入していても、消失したデータそのものは戻ってきません。費用対効果という点で定量的な指標を出すのは難しい部分もありますが、ビジネスリスクを最小化する手段としての価値は極めて大きいと考えています」 

Microsoft 365の高度活用に不可欠になりつつある外部支援サービス 自社の実践を基に受講者への啓発も 

白波瀬氏は、研修受講者に対し、「安定して稼働し、必要なときに確実に機能するソリューションには、多少コストをかけてでも導入する価値がある」と伝えているといいます。 

「Microsoft 365を業務基盤として最大限に活用しようとすると、標準機能だけではユーザーのニーズに応えきれないケースも少なくないと感じています。PowerShellによるコマンド操作、SharePointの高度なカスタマイズ、Power Automateを用いた業務アプリケーションの構築などで対応できる部分もありますが、IT担当者だったら誰でも簡単にできるというものではありません。AvePointをはじめとするMicrosoft 365運用ソリューションはそうした課題に有効で、システム担当者の負担を大きく軽減できます」 

クラウド活用の進化とともに、Microsoft 365 の運用課題も高度化する中、イルミネート・ジャパンは、実践的な知見と支援を通じて企業の変革を支え続けています。